にんげんはかんがえる葭である

よしもとみおりのブログ

21歳の下書きたち

高校生の頃から憧れていた批評雑誌に劇評が載った。自分へのご褒美に渋谷で油そばを食べ終わったタイミングで、「金曜日、撮影で」と言われる。 浴衣が着れる。下駄を用意しなきゃ。わたしの足は22cmで、人よりも小さいから、自分で選ばなきゃ歩けなくなっち…

【外部演出】Project S.H 『カンフル ~Sir Arthur Conan Doyle~&~Baker street Irregulars~』

New! 最終更新7月23日 お知らせです。 【 外部演出 】 Project S.H 『カンフル ~Sir Arthur Conan Doyle~&~Baker street Irregulars~』 2018年9月12日(水)~17日(祝)劇場:阿佐ヶ谷アルシェ脚本:ひろ(Project S.H) 演出:葭本未織(少女都市) 公式サイト h…

今日の稽古は夏の匂いがした。二度と来ないと思っていた夏がまた巡り来て、緑が目に染みる。一つの言葉も漏らさずに、僕は君のことを描きたい。

昨日、狩野さんと夜更けまで話したことがある。 ・ なにかというと、『光の祭典』のことで、 母の買ってくれた兵庫の日本酒(黒松白鹿純米吟醸)を飲みながら、 ひたすらに、 主人公の「まこと」のこと、 相手役の「江上」のこと、 これまた相手役の「富田」…

観客は、点を線とでつなぐひと。

今しか書けないことがある。 と、思ったので、眠くてふらふらですが、筆を取ります。 今日、稽古の初日でした。 そう、ついにはじまったのです、『光の祭典』の稽古が。 ・ 稽古って何するの?って感じだと思うので、ちょっとご紹介させてください。 稽古に…

クラウドファンディング/演劇のこれからと、すべての女優と、あなたとわたしのために。

取材を受けました。 すっごく楽しい取材でした。 こんなに自分のことを抑えずに、大好きな演劇のことを話したのもはじめてだし。 ステキな写真を撮ってもらえたし。 ちなみにステキっていうのは、見た人 全員に「自分ノリノリやん!」って言われるような、自…

どれだけ被災地が無視され、孤独で、苦しく、辛かったかは、東京には、決してわからない。

どれだけ被災地が無視され、孤独で、苦しく、辛かったかは、東京には、決してわからない。 東京というところにいると、無視されるという感覚がわからなくなる。 なぜなら無視されないからだ。 東京は体に例えると脳。 考えたこと感じたことが必ず肉体に反映…

狩野さん出演舞台 藤一色「三角形の世界の中の」を観に行った話

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 劇団藤一色 第六色公演 『三角形の世界の中の』 4月21日(土)13:00 / 18:00 4月22日(日)13:00 / 18:00 4月23日(月)19:00 4月24日(火)15:00 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 開場は30分前上演時間は約90分 【シアター・バビロンの流れのほとりにて】 ①南…

演劇の脚本とは化粧品でいうところの下地なのではないか

私の演劇作品は二年ほど「小説の方が向いているのではないか」と言われ続けてきたのだが、小説を書くと明確にわかる。そんなこと絶対無かろうもん。どう考えても脚本書く方がうまかっちゃん。 こんばんは、よしもとみおりです。 深夜テンションに任せ、カピ…

オーディションのチケットノルマと公演参加費3万円をやめます

1ヶ月前、オーディションの告知を出させていただきました。 stage.corich.jp この中に、 ◆参加費 チケットノルマ公演参加費 3万円チケットノルマ 25枚(スタッフは参加費なし・ノルマ10枚) という記述がありましたが、 下記に改めさせていただきます。 ◆参加…

曽祖母のお葬式で演劇をやる意味を見つけた話

「あなたが演劇をやる意味はなんですか?」と聞かれることがよくあった。 その度にどう思っていたかは、こちらの記事に書いたので読んでほしいのだけど。 ysmt30.hatenablog.com 長らく自分にとって、「演劇をやる意味」というものは存在しなかった。 演劇と…

初めて英語圏を旅行をする人にニューヨークがおすすめな理由。

ニューヨークの朝は9時半。東京は夜の22時半。 初めてこんなに時差のある国に来たせいか、いつも心のどこかに日本時間があって、昼間、通りを歩いていても、「日本は夜中か」と考えてしまう。 初めてのアメリカ。初めのニューヨーク。 驚いたのは、意外に…

信じる力を忘れない

私は長い間、「写実」だけが自分を担保してくれると考えていた。 私にとって写実とは、すなわち、徹底した「主観の排除」を意味した。 私は、私の「感性」を、つまり、私の「感じる」・「心」を、何一つ信用していなかった。 それは、私が小さい頃から、誰か…

向井坂良い子、に向けて(あと2日)

演劇は、劇場へ足を運んだ人だけが知れる、秘密の世界だと思います。 そこで何が起こるかは、その時、そこで、一部始終を目撃した人しか分からない。それが演劇のいいところです。ワクワクする、唯一無二の、素晴らしさです。 だからわたしも、今回、秘密の…

向井坂良い子と長い呪いの歌

立教大学新座キャンパスにて、新作を上演することとなりました。おかげさまで少女都市も第3回公演を迎えることができました。無料公演ですので、お近くの方、よければぜひお越しください。おひさしぶりの方、初めましての方、劇場にてお会いするのが楽しみで…

『24番地の桜の園』と新作が書けない11/28と11/29の日記(時々鍼灸)

コメディが難しいのは、もう全部このくだりいらんのではとカットしたくなるとこ。書き終わらなきゃこの体調の悪さは終わらない気がしてきた。 台本が終わらない。「思い出してわたしべつにむつかしいこと書きたいわけじゃなくて、熱い演劇愛にあふれた女子た…

弟と私と親

「あんね、こういうことあったんよ」 と弟に電話すると、だいたい、「お姉ちゃんそういうの多ない?」とは言いながら、彼は「お姉ちゃんが悪かったんちゃうん?」とは言わない。同じことを他の人に言っても、きっとみんなそんなひどいこと言わないのは知って…

ある女(恋とはどんなものかしら)(小説・百合)

ラインを読んでいるだけでその人の声が聞こえてきたらほんものだとおもう。 今度の恋はほんものかしら、と、画面を切った。これはもちろんiPhoneの。こうしてわざわざ注釈するのは、できたばかりの恋人が、昨日テレビを買ってくれたからだ。 「これでいつで…

とびきりはね上げガールズライン(小説・コラム)

これから思っていることは全部、小説にしてみることにした。 と、ツイッターに書こうとして、もしかして、これもまた、小説にできることなのではないかと考えた。 今月から、わたしの生活は急にテンポをあげた。いや、細かく刻まれ始めた。スタッカートで分…

ごめんねモダンジャズ(寺山修司は嘘つかない)(小説・後編)

「初めて、小説を書いてみてわかったけど。小説ってこりゃ確かにモダンジャズの手法だな。寺山修司嘘つかない。」 という出だしの小説を書いた。 ◇ 目が醒めると、 「おらが街にも、イオンモールが欲しいな。」 と思っていた。 三軒茶屋は、わたしが、おらが…

ごめんねモダンジャズ(寺山修司の言うとおり)(小説・前編)

「初めて小説を書いてみて気がついたけど」 と、彼女は言った。 「寺山修司が言う通り、ありゃモダンジャズの手法だね」 そういうと彼女・橘文穂(たちばなふみほ)は抹茶ラテをすすった。 埼玉の地は寒冷だ。池袋から電車で20分。降り立った瞬間少し驚く…

バッサーニオを聞きながら(小説・舞台俳優・ガチ恋)

もしかしたら今日、憧れの人に出会っちゃうかも。と思いながら、家を出た。書を捨て、街を歩き、そして劇場へ行く。当日券が無いことは知っている。 ◇ 「あの、この劇場って、24歳以下の割引システムがあるって聞いたんですけど……」 と、受付の人に言うと…

滝沢カレンと演劇とカフェ(11/25の日記)

昨日、稽古場近くの港区のビジネス街のカフェで台本書いたら、アホみたいにすらすらとかけてしまった。まわりが仕事してる人だらけのカフェってみんな集中してるし。あと人がいると一つ一つのセリフに良い意味で執着しないから、書くのが早くなる。土日でみ…

正しい演劇などない、ただ「萌え」と「地雷」が存在するのみ

昨日、ひょんなことから、本谷有希子×飴屋法水×Sebastian Breu×くるみ『 』を観てきました。今年いちばんの演劇体験でした。 本谷有希子さんを知ったのは、中2のお正月。 その年のお正月のいちばんのニュースは、親戚の漫画家のおじさんが、映画にイラストを…

三度目の殺人は四度目の殺人だったのではないか

☆完全ネタバレ考察感想です! 見てきました、 是枝裕和最新作・『三度目の殺人』 あらすじ(映画.comより)「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ。勝つことにこだわる弁護士・重盛…

オールナイトイッポン Re:mix!

オールナイトイッポン!無事終演しました。 ご来場くださったみなさま、 本当にありがとうございました。 ◇ この一週間、ずっと、メモ帳にむかって、 文字を打ったり消したりしていました。 本当にいろんなことに気がつかせてくれた座組が、 こんなにも愛お…

みおりちゃんはブログのほうがあってるよって言われてからもう3年は経っていた(since 2014)

とつぜんですが2017年上半期は 努力しなきゃいろんなことは できるようにならないなと思う半年でした。 主にお金のことかなあ。 自分自身をプロモーションすることも、 劇団経営も、甘かったなぁと思う2017年上半期で (光の祭典、を経て思ったかな) 準備はし…

世の中に陳腐なことなど無い

【再録日記】2017.2.11 ケータイこわれ、液晶割れ、現在代替機をつかってさくさくインターネットライフを堪能しているんですが、液晶が漏れるとこんなに不便なのか!といった感じでした。 怖かったのは夜中に勝手に電話をかけはじめること。幸い最近電話は劇…

他力が無くとも叶えられることを夢にしよ

ここへ来て何になりたいのか考えてる. 後半なかなか恥ずかしいことを口走っているので、気になる方はリンクへ飛んで読んでください。 要約すると、 あと2〜3年で消失するであろうこの若さ・若さゆえの十人並みな可愛さを女優として活用したいのかどうかって…

酒を飲むと死にたくなる

地元に泣く泣く帰って早1年だと、この東京観光に行って気がつきました。 この1年で、地元fuckと思ったことが8割で、いかに自分が東京にいるとき地元を美化していたのか気がつきました。 わたし、地元に住む人たちのことが好きだから、自分がなぜこんなにも地…

店内全員インスタグラマー、みたいな、カフェにいった(フィガロの結婚)

【日記】店内全員インスタグラマー、みたいな、カフェにいきました.#northshorehanafru #大阪 #北浜 です 大阪の人が「北浜」という土地を口にするときに、ある種の通(つう)な感じ、「あ〜なるほど〜北浜ね〜なるほどね〜そこいっちゃうのね〜」的な態度があ…