にんげんはかんがえる葭である

よしもとみおりのブログ

何を書こうかな

新しい締め切りができた。わくわくしながらカフェの机に向かう。字数制限は4万字以内。それ以外は何の縛りも無くて、文字数も少ない分には何字だってかまわないみたい。

何を書こうかな、どんな話にしようかな。

と、音楽を聴きながら考えている時間が、本当に楽しい。

女の子が主役が良くて、落ち込んだりするんだけど、最終的にはがんばろってなる話がいいな。毎回そのつもりで書いているんだけど、そのヒロインの精神的な落ち方、状況の悲惨さから、観客はそんな印象を受けないみたい。わたしとしては、どの作品も一人の女の成長譚として書いてるんだけど。でも、そういう乖離をけっこう今は楽しんでる。

今日で一本、なにかぼんやりした形をつくって、そのあと何回か直しをしたい。なにしろ提出期限は25日のお昼なのだ。ぎりぎりまで思考を遊ばせて、ガーッと書いて、落ち着いて推敲して、確実に出したい。

昨日もこんなふうにブログを書いたけれど、Twitterには連動させなかった。ブログを書きました、そのお知らせをするのが怖かった。好きな俳優が亡くなってしまってから余計に怖くなった。わたし、あんまりTwitter向いてないな、よく続けてきたな、えらかったな、と今は思う。

頼んだアイスコーヒーが大きすぎて、氷がほとんど溶けてしまったのに、全然飲みきれなくて、机にみずたまりをつくってる。ストローに口紅の色がうつってる。

恋の話がいいな、と思ったりする。でも本当のところはどうなんだろう。別に恋が書きたいんじゃなくて、よくあることのよくある話がいいってことなのかもしれない。そういうのにここ一年ハマってる。陳腐なことがどれほど切実なことかを書きたいの。

音楽は、ほんの3~5分で一つの物語を歌い上げる。本当にすごい。こんな作品をつくりたい。あっという間、だけどものすごい没入感。現実に帰ってくるのが惜しくなるような話。

ぼんやりと窓の外を眺めている。すっかり夏の日差し。

f:id:ysmt30:20200722141511j:plain