にんげんはかんがえる葭である

よしもとみおりのブログ

フロントメモリー的日々

お元気ですか、わたしはめっちゃ元気です。元気です、ということを伝えたいのでひさしぶりにはてなにやってきました。

めちゃくちゃひさしぶりにSpotifyをDLして開けたら、最後にログインした2019年冬から、トラックが変わってなくて、タイムカプセルを開けたみたいに喜んでしまった。それから、あいまあいまにはさまるCMが懐かしすぎて一人で爆笑してしまった。忘れてた、無料だからCMが入るんだった。このCMが、聴き手を音楽世界に没入させすぎなくて、本当いい効果だったよなあ、と、無料で音楽を楽しむことへの言い訳をいってみる。いや言い訳じゃなくて、本当にそう思ってるんだけど。ジュークボックスみたいで楽しいよね。

いま、若い女の子のための小説を書きたいと思っている。わたしがのめりこんで本を読んでいた中学2年生あたりの女の子たちのための。そして大人になってもう一度、手に取るような。頭の中にたくさんのイメージが浮かんでくる。それを一つ一つ形する。そんな目論見が胸をおどらせる。本当に楽しみ。本当に嬉しい。わたしはいま、大手を振って、「物語を書くのが好き」と言える。この一年ほど、ちょっと遠回りしたけど、ちゃんとここに戻ってこれた。わたしは嬉しい。

例えるなら、演劇は団体戦、小説は個人戦。自分の力を鍛えれば、どこまででも羽ばたける。もっと強く自分の力で飛ぶために、小説のことをより勉強したい。

Spotifyがひさしぶりにかけてくれた「フロントメモリー」を聞いて、2017年の原宿の夏の道を思い出している、2020年の神戸の片隅で。関西は梅雨明けして(したのか?)すっかり真夏日だ。日射病になりそうな太陽光の下、目をちかちかさせながら、パソコンをしょって道を歩く。

たしかな確信がある。わたしの中にだけ。

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