にんげんはかんがえる葭である

よしもとみおりのブログ

キーボードについて(まごうことなき日記)

やっぱりな、という所感である。

9月に買った新しいパソコンといろいろなところへ行った。けれどできあがった文章は1つもなかった。

梅田のヨドバシで「うわ〜!軽い!この子にします!」とまるでペットでも飼うかのごとく、熱烈にはじまったわたしとパソコンの相性は最悪であった。

と、書けないことを機械のせいにする。今日、試しに持ち出したBluetoothキーボードとiPhoneの相性はよく、ここまでの文章は喫茶店に入ってすぐ書けた。

相性が良い、というのもばかばかしい話だ。だが、たかだが2キロ無い軽量パソコンでも毎日持ち運び、毎日ろくに書けずに帰ってくると、なんだか別れたいのに別れられない恋人とずるする生活を続けるような感覚が生まれてくる。重苦しさ。責任を果たせない罪悪感。

今使っているBluetoothキーボードは二代目で、一代目はiPad用に購入したケースの付属品だった。初期不良ですぐ使えなくなり、交換してもらったがやはり使えなくなった。しかし使えなくならなくても長くは使わなかっただろう。iPadのケースにおさまるようにつくられたキーボードは小さすぎて指がうまく動かなかった。今のものはちょうど良い。それなりに大きいので、A4のおさまるバッグでしか出かけられないのがネックだが。

ふと気がついたが、相性の悪いパソコンのキーボードは右側にテンキーのついているタイプで、わたしはこのタイプのキーボードと縁遠かった。

もしかするとそれが書けないこの数ヶ月の理由なのかもしれない。

と、言い訳の落とし所も見つかったところで、日記を終える。