にんげんはかんがえる葭である

よしもとみおりのブログ

ザビエル少年の日の思い出

こんにちは、よしもとみおりです。
ふだんは葭本未織という名前で事務所に所属し、お芝居やったり、オーディションという名の芸能就活にいそしんでます。

 

わたし思うんですけど、駆け出しの俳優・女優が
「今からオーディション><」

って書くと、心ない人から「こんな不細工がwww」「お前何様やねん」って心ない人に晒されて叩かれるじゃないですか。時にはそれが知り合いだったりしてへこむじゃないですか。

 

でも、

「今から面接!><」

だったら?


ほら、も〜全然嫌な気しない。君の人生が決まる、大事な大事な面接なんだよね。大丈夫だよ。君ならできるよ。力の限りがんばって、いい結果を残してきてね!ほら、も〜超素直に応援できる。


ということで皆さん、役者の卵の彼らは、過酷な就活地獄に365日立ち向かったりESで落とされて立ち向かえられなかったりしてるわけなのです。
「何様やねん」と言いたい気持ちを少し押さえて、「今からオーディション!」とつぶやく役者の卵には優しくしてあげてくださいね!わたしにも優しくしてね!世界が優しくなるハッピピ!

 

 

さて本題です!

 

ysmt30.hatenablog.com

昨日のブログを読んでくださった方ありがとうございます!


昨日の記事では、ザビエルの生い立ちについて軽く触れたのですが、
そこでザビエルの人生を4期にわけました。
第1期が生まれてから大学に入るために故郷を出るまで、
第2期がパリ大学に入ってからイエズス会を結成するまでで、
第3期がインドに宣教しに行くくだりで、
第4期が日本に宣教して北京に行こうと上川島で死亡する…
なんですけど、
今日は第1期についてもう少し語りたいと思います。

 

 

フランスとスペインの間にあった小国・ナバラ王国、そしてその王家に使える大名がザビエルの生家でした。
ナバラ王国が仏西の紛争地になり、ザビエル家の領地(ナバラ王国南部)がスペインに統合されたことで、ザビエル家は没落してしまいます。

 

突然ですがザビエルは五人兄弟の末っ子三男坊でした。
当時は一番上の男の子を跡取りとして軍人にし、二番目以降の子は僧侶にするのが貴族の中で一般的だったそうです。(時代は50年ほど前ですがチェーザレ・ボルジアとその兄弟もそうですね)
ザビエルの場合は、上のお兄さん二人が軍人になりました。

 

ナバラ王国南部がスペインに統合される際の戦争、そしてその後の生活の心労で、父親のフアンが1515年に亡くなってしまいます。
残された兄たちは数年後スペインに反逆を試みるものの、あっさり敗北してしまい、恭順の印にすまいであったザビエル城を半壊にしなければならなくなりました。

 

王子様生活から一変。もうどん底。どないすればええんや状態。

 

そんな生活の中で、ザビエル少年は


「なんかも〜戦っても絶対勝てへんし、生活苦しいし、どないすればええんや…。」

 

と考えます。(まあぶっちゃけそう考えてたかどうかはよくわかんないけど、たくさんの先行研究にそう考え…って書いてるからそういうことにしとくね)(まあたぶんそんなことを考えてたんじゃないかな。)(ザビエル家没落当時9歳とかだしね。小学校三年生からそんな暮らしだったらまあいろいろ考えるよね。)(こういう点にしてみてもザビエルのことについて書いた本ってザビエルの内面の想像めちゃくちゃしてるから、もはや同人誌だろって思うこと多いけど、そのぶん親しみやすさは増えるからまあオッッケーってことにするね)

 

…とかなんとかいろいろあって、最終的に彼が出した決断は、

 

「…そうや!坊さんや!坊さんなって偉くなるんや!坊さんなって、ゆくゆくは司祭になれば、ザビエル家も絶対再興できるんや!おとんの菩提も弔えるし、おかんにいい暮らしさせたげることができるんや!目指せパンプローナ大司教や〜〜〜〜〜!!!!」

 

といった感じの、司祭になること、
つまりカトリック教会内で成功することでザビエル家を再興させるということでした。

 

 

 

……;;;;;;;;;;;;;;;;;
ウッウッ;;なんて健気ないい子なんだ;;この世に舞い降りた天使か;;まじ健気;;健気かわいい;;こうして子供時代が失われた子供は必要以上に早く大人になってしまうのだ;;いいんだよ君は君の最良の道をすすんでくれ;;ザビたんしあわせになって;;


ここのくだり語りだすと長いんでもうやめにしますけど、
そんなこんなで、その目標をかなえるために、19歳のザビエル青年は、名門パリ大学神学部を受験、合格。
入学を機に故郷を離れるのでした。

 

ということで今日はここまで!
明日からはいよいよ第2部に移りたいと思います!

 

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読んでくれてありがとう!

よしもとみおり

@yoshimoto_miori