にんげんはかんがえる葭である

よしもとみおりのブログ

次回作の構想

次回作を描いてるんですが、ぼんやりとした構想を言っていきます〜〜

おもしろそうだなあと思ったらぜひ、WSオーディションを拡散してください〜◎ いろんな女優さん・俳優さんに出会いたいと思っています。

http://shoujo-toshi.tumblr.com/post/156265059996/

 

①自主制作映画を撮る話です

自主制作映画を撮るという行為に大学1〜3年の時にかかわっていて、4年生になるとたま〜〜にプロの現場に行ったりもしたんですけど、映画を撮るというのは、演劇を作るのと同じぐらい、それが大好きな人しかやれない行為じゃないですか。おそろしいまでの人数がかかわってできる、監督のこだわりの塊のような作品たち。当たり前ですが一つのシーンを色んな画角で撮ったりすることすら、なかなかどうして闇の深い行為だなと、映画にどうしてものめりこめなかった人間は思いました。ちなみに、プロの現場ですら、色んな理由で待ち時間ができてしまったりするんですが、いわんや自主制作映画をば、で、なかなかカオスで焦りのまざった汗の飛び交う現場が多かったことを覚えてます。その頃の思い出を書いています。

 

②人を好きになるということと、女の暴力

人を好きになるということは暴力性のある行為だなというのは「聖女」でも書いたのですが、引き続きコレがテーマになりそうです。わたしは片思いというのとは、暴力だと思っていて、相手の気持ちなんか知ったこっちゃなしに、相手のことが欲しくなってしまったりしてしまう行為が、単純に怖いなーって思います。

男の子が女の子を好きになってしまった時のそういった暴力ってフォーカスされることは多いですが、女の子が男の子を好きになってしまった時に生まれる暴力性ってあまりフォーカスされませんよね。ということで、「光の祭典」では女の子による暴力がテーマの一つです。

 

③権力と暴力

様々な暴力について描いていきたいと思っています。わたしたちは暴力をふるわれる側にもなるし、ふるう側にも簡単になってしまうから。ちなみに、思うんですけど、ふるう側に立つときに必要なものはたった一つだけで、相手よりも強い権力、だけなんですよね。その権力を何の気なしに手に入れているとき、わたしたちは簡単に暴力をふるってしまう。そういった権力の怖さについて考えていきたいなと思っています。

 

④つぐない

「光の祭典」は暴力に対してどう償っていくか、の物語です。(そうなる予定です)

取り返しのつかないことをどうつぐなっていくのか、それが主題で、いちばんむつかしい難所です(ここを乗り切れば、脱稿できるぞ、わたし…!)

あと不倫の話がちょっとだけ出てくるので、テレサテンを流したいですよね、「愛をつぐな〜えば〜別れになるけど〜〜こんな女でも〜〜忘れないでね〜〜」

 

⑤タイトル

立松和平光の雨」と、

リーフェンシュタール「民族の祭典」を

足して二で割りました。

そういう話です。

 

以上です。

なにか伝わればいいなあと思います。

公演は大阪だけですが、ぜひぜひ、観に来てください。必ずあなたの人生を変える作品にします。

4月27日から30日まで、大阪芸術創造館にて。

まっててね!



◆


舞台『光の祭典』


<公演日程>

2017年4月27日〜30日


<劇場>

大阪芸術創造館


<あらすじ> 


恋だ!不倫だ!自主制作だ!
名門O坂芸術大学の映画サークル・シネマトグラフ。そのOBたちが茶屋町のタワーマンションの一室に集まり、自主制作映画を撮ろうとしている。
天才大学生監督としてもてはやされるも、スランプからサラリーマンを選んだ誠は、監督の透に長い間片想いをしている。下心も手伝い、茶屋町の家をロケ地として貸すが、絶望的にカメラワークの才能が無い監督(透)・言うことをきかない女優気取りの女子大生・優柔不断な助監督・遅刻し続けるカメラマンのせいで、なかなか撮影は進まなく…。


旗揚げ公演『聖女』で「書くこと・書かれること」をテーマに作品をつくり、動員815人を記録した少女都市の新作は「撮ること・撮られること」がテーマです。

愛と恋と「撮る」ことをテーマに、少女都市にしか生み出せない青春群像劇を創り出します。

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